Pocket(ポケット=ウチミゾ)の特長
1㍉単位でサイズ指定が可能なベースにさまざまなオプションを組み合わせ、あなただけのプレートがデザインできるユーナムプレートのオーダーメイド鉄板。今回は削り系オプションの「Pocket(ウチミゾ)」をご紹介します。
目次
Pocket(ポケット=ウチミゾ)とは
Pocket(ポケット=ウチミゾ)は、ユーナムプレートのオーダーメイド鉄板の切削系オプションです。
量産系の鋳物の鉄板によくみられる形状ですが、オーダーメイド鉄板は1枚1枚サイズが異なるため、フライス盤やマシニングセンタなど工作機械による「ポケット加工」で鉄板の内側にミゾを削り、浅いフチを形成します。
オプションPocket(ポケット=ウチミゾ)のメリット、デメリットは以下の通りです。
Pocket(ポケット=ウチミゾ)のメリット
加工の自由度が高い
ポケット加工はNC(数値制御)によって自由に切削経路や深さを設定できます。
そのため、ロゴやリフターを挿す穴などを避けて溝を削ることが可能。
お客様の要望に合わせて1点ずつプログラムを組み削っていく、この溝形状の自由度が最大の特長です。
極厚にも対応
一般にフチ付きの鉄板は絞り加工や曲げ加工などプレス機により成形するため厚みが薄いものがほとんどですが、Pocket(ウチミゾ)はベースとなる鉄板から浅いミゾを削り出すため、ベースの厚みに制限がありません。
高級鉄板焼き屋さんのようなフチ付きの極厚鉄板もユーナムプレートのイージーオーダーなら誰でも実現可能です!
Pocket(ポケット=ウチミゾ)のデメリット
加工費が高い
先出の通り、イージーオーダー鉄板のポケット加工はご注文を受け1枚ずつプログラムを組み切削していきます。
そのため、鋳物などの同形状の量産品と比べ加工コストが高くなります。
切削跡が目立つ
オーダーメイド鉄板の表面処理は、標準は黒皮のままです。
そこへ切削加工を施すと、加工部分は鉄の地金が剥き出しとなり、金属光沢が見られます。
使用を重ねると酸化皮膜が形成され馴染みますが、切削跡は残ります。
気になる方は、表面処理に「Shot Blast」か「Black Oxide Coating」をお勧めします。
Pocket(ポケット=ウチミゾ)の仕上がり、加工範囲
ユーナムプレートのイージーオーダー鉄板は、気軽に、安価にオーダーいただけるよう各種オプションの詳細はご指定いただけません。
イージーオーダーにおけるオプションPocket(ポケット=ウチミゾ)の詳細は以下の通りです。
フチ幅:5㎜・10㎜
溝深さ:2〜3ミリ
なお、フチ幅や形状、範囲など詳細に指定したい方は、フルオーダーにてご相談ください。
イージーオーダーの2割〜3割ほど割増となりますので、事前にイージーオーダーフォームにてお見積もりをご確認ください。
まとめ
いかがでしたか。Pocket(ポケット=ウチミゾ)は厚みのあるフチ付き鉄板を使いたい方にぴったりのオプションです。
切削系の鉄板はあまり目にしないので、オリジナル性で差をつけたい方、ぜひお試しください。